教学部門 04

櫛方 麻美
研究推進部研究知財事務室
2000年入職
明治大学農学部出身

明治大学の研究を
いかに発展させ、
世の中に還元することが
できるか。

明治大学の研究推進を、
さまざまな側面からサポート。

研究知財事務室は、研究活動の推進やサポートが主な仕事です。研究費の獲得や管理、研究費の使用ルールの整備、外部資金獲得に向けた支援、研究環境の整備など多岐に渡ります。私が主に担当しているのは、学内研究費の一つである社会科学研究所の運営業務です。委員会の運営、予算管理、研究費の費用手続き、紀要(刊行物)の発行、公開講演会の開催など、社会科学研究所所員の研究推進をサポートしています。業務を推進するうえで難しいと感じるのは、業務の内容そのものよりも、先生方との対話です。先生方は、学生を指導する「教員」である一方、専門分野を究め続ける「研究者」です。日々の研究活動は、いずれ学生への教育に還元されるとても重要なものです。少しでも研究時間を確保できるよう、先生方の意図を汲み取り、研究に付随するさまざまな事務手続きの負担を軽減するなど、研究活動に専心できる環境づくりを心掛けています。18歳人口の減少は、大学の質の維持、ひいては大学経営にも大きな影響を及ぼします。大学の知財や研究成果などを世間に広めることで、大学のブランド力の維持向上に貢献することも研究知財事務室の責務と考えます。そして自分の仕事がその一端を担っていることを実感するにつれて、責任の大きさも感じています。

あらゆる経験をつなげて、
明治大学の課題に取り組みたい。

明治大学へ入職して20年以上経ちますが、これまでに入学センター事務室、商学部事務室、研究知財事務室と3つの部署を経験してきました。受験生、学生、教員や研究者など色々な人と仕事をしたことで、多角的な視点を養うことができました。印象に残っている業務は、商学部の入試改革業務です。当時、商学部では入試改革に力を入れており、私も職員としてその検討に尽力しました。商学部事務室の前に配属されていた入学センター事務室での経験を活かし、大学入試センター試験や国際バカロレアを利用した公募制特別入試の導入に大きく携わることができました。新しい入試制度をゼロから構築する事は大変でしたが、入試改革の推進に向け、作問負担を上げることなく新しい入試制度を導入できたことは、仕事を続けていくうえで自信にもなりました。今までは主に教学部門で大学運営に携わってきましたが、今後はそこで培った幅広い視野をもって法人部門の業務にも従事し、大学経営にも携わっていきたいです。また、男女共同参画の推進は、大学が直面している課題の一つです。私は、2回の出産・育児休暇を経験しながらも、2020年4月に副参事(課長補佐職)になることができました。仕事と育児の両立、女性のキャリアアップは、多様性が謳われている時代だからこそ必要なことだと考えます。私の働き方が少しでも次の世代を担う職員の参考となり、明治大学の活力となれるよう邁進していきます。

学生のみなさんへ
by ASAMI KUSHIKATA

社会が急速に変化していく中、変化を楽しみながら新しいことに挑戦していくことが必要です。そのために、自分の意見をしっかり持ちつつも相手の立場にたって考えること、周囲の声をよく聞き、情報や状況を把握し柔軟に対応できることが大切です。明治大学をよくしたい、発展させたいという思いを持った方と働ける日を楽しみにしています。

プライベートの
過ごし方

仕事と育児に十分な時間を取ると、プライベートな時間はなかなか持つことはできません。ストレスや疲れを溜め込まないように、夏休みなど長期の休みの際には、海外で家族とゆっくりとした時間を過ごすようにしています。海や山、太陽や風など自然に触れることで、自分自身を取り戻し、明日への活力を満たすことができます。