櫻井 亮
管財部施設課
2012年入職
明治大学商学部出身
学びを支えるだけでなく、
世界中から集まる
学生の『思い出』を
作っている。
明治大学を訪れる誰もが、
必要性を感じる施設を。
管財部施設課では、新しい建物の建設、既存建物の改修や修繕、そして不動産売買手続きなどに関する業務に取り組んでおり、私は主に和泉キャンパスや府中グラウンドなどの施設を担当しています。大学の施設は大型で、大規模な工事が必要なものばかり。しかし、基本的な資金源は補助金(税金)、学費、寄付金であるため、適切に予算を活用し、誰もが必要だと感じてもらえる建物を新築したり、中長期修繕を行ったりしていくことが大きな課題です。印象に残っているのは、和泉キャンパスにある明治大学グローバル・ヴィレッジ(国際混住寮)の建設に携わったときのこと。明治大学の国際化推進にともない、外国人学生も日本人学生も共に暮らすことのできる混住寮を設立するプロジェクトでした。学生寮とは学生たちの暮らしを守り、コミュニティ形成の場にもなる場所ですが、混住寮ともなれば、異文化交流の機会も生まれる大切な空間です。誰もが気持ちよく暮らせるよう、他国の文化や、さまざまな寮をリサーチ。設計・施工業者や関係部署との議論を重ねながら設計を進めました。日本文化を学びたいという海外からの留学生も多く、各国の文化とのバランスを図るのは難しかったです。無事竣工できたことへの達成感はもちろん、多くの学生や保護者の方々から混住寮に魅力を感じていただけたこと、実際に入寮した学生が有意義な学生生活を送る一助となれたことに大きな喜びを感じました。
何十年先の学生にも、
明治の魅力を届けたい。
入職後5年間所属していた情報コミュニケーション学部事務室では、学生たちに寄り添う姿勢を大切にしてきました。情報コミュニケーション学部は比較的新しい学部ということもあり、民間企業出身の教員も多いのが特徴です。明治大学には多様な教員がいて、たくさんの刺激を与えてくれる大学なのだと魅力を再認識し、歴史ある大学でありながら、柔軟に姿を変えられるのも大きな強みだとわかりました。現在は、創立140周年記念事業として和泉キャンパス新教育棟(仮称)の建設も進行中です。これまでに培った学生目線と、明治大学の強みを活かし、何十年先の学生にも明治大学の魅力を届けられるような教育棟にしたいです。とはいえ、歴史ある学び舎を建て替えるというのは、責任重大な業務。この新教育棟(仮称)を、これまでの明治大学の歴史を背負い、未来を切り拓く象徴としていけるよう尽力したいと思います。これから先、学びのあり方は大きく変化し、大学には世界中から学生が集まるようになるでしょう。その上で「キャンパス」がどんな役割を果たすべきかは、私たちの大きなテーマです。いつの時代にもキャンパスが学生たちの「思い出」になるのだということを忘れずに、業務に取り組んでいきたいです。
学生のみなさんへ
by RYO SAKURAI
職場の先輩から「人財の財は、財産の財」という言葉を言われます。大学は、学生・教職員・校友(卒業生)・父母・地域の方々など、さまざまなステークホルダーの方の支えで成り立っています。少しでもチャンスがあれば、たくさんの人とコミュニケーションをとって、視野を広げ、常に感謝の気持ちを忘れず多くのことにチャレンジしていってください!
プライベートの
過ごし方
現在は明治大学体育会アメリカンフットボール部にてコーチを務めています。学生時代からの目標である、日本一に向け、学生・父母会(保護者)・OBOG会(校友)・監督たちと日々精進しています。練習が休みの日には、家族とドライブに出かけるのも大切なリフレッシュの時間です。