JOB ROTATION
ジョブローテーション

明治大学がこれからも発展を続けていくには、本学の伝統や風土を生かしつつ、改革を進めていく必要があり、職員には経営課題を意識し、大学の新たな取り組みを推進する役割がこれまで以上に期待されています。職員一人ひとりの働きがい向上と能力の開発、事務組織の一層の高度化が重要です。そのため、人事異動は職員の人材育成と組織の活性化を図ることを目的に実施しており、人材育成の視点からは、職員個人による主体的なキャリア開発を後押しします。それと同時に、全体の課題を考え、解決のために政策を自ら立案、実行することで、大学の価値向上に寄与する「プロフェッショナル人材」を育成することを目指します。

具体的には、新卒者は、採用後10年以内に3部門(教学・法人・支援)を経験することを目指し、職員として必要な幅広い視野を身に付けることを目指しております。中堅職員以降は、これまでの経験や能力に応じて、様々な場面で活躍できるよう異動先を決定します。
なお、各部署の事情を総合的に判断し、働き方改革の推進と働きがい向上の両面から職員の働く環境に配慮しております。

3部門とは?

教学部門

この部署は、学生との接点が非常に多く、明治大学の教育・研究活動を日々支える、大学の“心臓部”とも言える存在です。学生一人ひとりの学びや成長を支援するだけでなく、教員や研究者と連携しながら、教育・研究の質を高める取り組みを行っています。授業運営のサポート、学習環境の整備、研究活動の支援など、大学の「学びの場」をつくるために欠かせない役割を担っています。

また、大学の戦略や学長方針に基づき、社会や地域、国際的なニーズに応えるための施策を企画・立案し、実行しています。変化の激しい社会の中で、柔軟かつ先進的な対応が求められる場面も多く、他部署や外部機関と連携しながら、明治大学の価値を高める取り組みを推進しています。

法人部門

この部署は、明治大学の教育や研究を「裏側から支える」大切な役割を担っています。学生と直接関わる機会は少ないかもしれませんが、大学がスムーズに運営され、安心して学べる環境が整っているのは、この部署の働きがあるからです。

たとえば、広報・財務・人事など、企業でもよく見られる分野を通じて、大学経営にアプローチしています。理事や役員、企業の方々と連携しながら、大学の方針に沿った施策を企画・立案し、教育・研究の現場を支える仕組みを整えています。

また、大学のブランド力を高める広報活動や、健全な財務運営、人材育成などにも関わり、明治大学が社会から信頼される存在であり続けるための基盤づくりを行っています。学生の学びや挑戦を、見えないところで支える“縁の下の力持ち”として、大学全体を動かす原動力となっている部署です。

支援部門

この部署は、学生の大学生活をより豊かにするためのサポートを行っています。授業以外の活動――たとえば、海外留学への挑戦、将来の進路を考えるキャリア支援、就職活動のサポート、サークルやボランティアなどの課外活動――を通じて、学生の成長を後押ししています。

大学生活は、学びだけでなく、さまざまな経験を通じて自分を広げるチャンスにあふれています。この部署では、学生が安心して挑戦できるよう、制度の整備やイベントの企画、相談窓口の運営などを通じて、日々の学生生活を支えています。たとえば、留学説明会やキャリアガイダンス、企業との交流イベント、サークル活動の運営支援など、学生の「やってみたい!」を形にするための環境づくりに取り組んでいます。

学生一人ひとりの可能性を信じ、大学生活のあらゆる場面で背中を押す。それが、この部署の大きな使命です。